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クルマとバイク、ときどき自転車

2019年GW 東北ドライブ その2

2019.4.29

道の駅あきた港で目覚め。もうすぐ5月といえども、朝の秋田は寒い。夜中にやんちゃな車が何台かいたような気がしたが、朝になるといなくなっていた。CR-Zでの車中泊は既に何度か経験していたので、どうやって寝床を確保するかは予習済み。今回の旅はオール車中泊の予定だったが、特に身体が痛むこともなく、これなら連日の車中泊でも大丈夫だろう。

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道の駅 あきた港のシンボル的なタワー。
営業時間中には上に行けるみたいだが、今は営業時間外。残念。

快適に過ごせたとはいえ、結露がひどい。近くのローソンで朝食を買って、のんびりと準備。埼玉から秋田まで走り抜いた昨日とは違い、今日明日は青森県をゆっくり回るつもりだったので、そんなに急ぐ必要もない。1人旅の良いところですな。朝食を済ませ、ツーリングマップルを眺めながら本日の予定を考える。なまはげで有名な男鹿半島も近いけれど、数年前にVTRで秋田まで来た時に訪問した場所なので、今回はスルーでいいな。それよりも世界遺産白神山地を歩いてみたい。特に下調べしてないけど、GWだし何かしらやってるだろう。よし、まずは海沿いに北上するか。

日本海沿いを走る国道101号線が今日のメインルート。秋田市から潟上市を経由し男鹿市へ入ると、巨大ななまはげの象が見えてくる。VTRでも通った道だ。遠い地で過去に走った道を再訪するのはなんとも感慨深い。

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泣く子はいねがぁ〜!となまはげさん。電柱と比べると巨大さが引き立つね。

このまま国道101号線を走ってもいいが、ちょっとだけショートカットするために男鹿半島の付け根部分の大潟村を通る。ここは北海道さながらの真っ直ぐな道が通っていて、とても景色が良い。

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車を停めたところで足元を見ると、つくしが育っていた。
自然あふれる土地は細かな発見も多くて癒される。
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写真を撮るのに夢中で結構時間が経っていたようで、だいぶ日が登ってきていた。白神山地でお昼を食べようと思っていたので、少しばかり押し気味のスケジュール。また国道に戻り、淡々と北上してゆく。県境を超えて青森県へ。VTRでこちらへ来た時は、青森の十二湖が最北地点だったため、それ以北は未踏地域となる。マップルによれば、白神山地へは十二湖からほんの少し北へ行ったところにある県道28号線から入れるはず。ところどころ見覚えのある場所を見つけつつ、十二湖を超えて県道28号線への分岐点へ到達。しかし「冬季通行止め」の看板があり入れなかった。冬季ってもう5月になろうかというのに・・・。がっくりして看板を見ると、どうやら内陸側からであれば行ける模様。他に目立った目的地もないことだし、いったん北上して岩木山側から白神山地へ向かうことにした。

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海沿いの快走路が続く


白神山地にあるアクアグリーンビレッジANMONという施設に到着したのは13時ごろ。コンビニでおにぎりも買ってきていたので散策の準備も万端だ。施設で地図を貰い、おすすめのコースなどを聞いてみると、どうやらまだ雪が多く、行ける場所が制限されているとのこと。うーむ、やはり時期が早かったか。

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ブナの森コースへは行けず、ふれあいコースのみ。白神山地でブナを見れないなんて!と嘆いていたが、普通にブナも見れて楽しいコースだった。

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足元のいたる所にふきのとうが芽吹いており、春の訪れを感じる。

散策に夢中でほとんど写真を撮っていなかったが、2時間くらい歩き通し、日々の運動不足を感じ取れるくらいのいい運動になった。普段から山に登ったりする人間じゃないので、人とすれ違う時に挨拶したり、先の状況を教えあったりするのがとても新鮮に感じられる。バイクでの旅だとどうしてもライディングブーツなどが億劫になって、目的地をじっくり楽しむことも少なかったけれど、こういう旅も良いなぁ。クルマ旅の楽しさをまたひとる感じる瞬間でした。

1記事で1日分を書き進めるつもりだったけれど、ちょっと長くなったのでこの辺で。