【日本一周の記録】1日目 出発
2020年8月19日
バイクの日というわけで、過去にやったバイク日本一周の旅を振り返っていこうと思う。今はトリッカーに乗っているが、この旅では大阪を起点に東日本をVTR250、西日本をスーパーカブ110で走った。
日本一周の記録は、このブログに移行する前にやっていたブログで若干書いていた気もするが、最初の数日分を書いただけで途切れてしまっていた。「まぁそのうち書くか」と先延ばしにしているうちに、気付けば旅から7年も経ってしまっていて、学生だった私もすっかり社会人、30代に差し掛かりつつある。当時使っていたツーリングマップルを開くと、自分が走ったルートがマーカーで黄色く示されており、ところどころメモも書き込まれている。それと写真を見返すと、案外思い出せるものだ。日数的には1ヶ月以上あるので、週1ペースくらいで書いていこうと思う。
2013年8月5日(月)
就職活動も終えた4回生の夏、大学生活の締めくくりとして決行したバイク日本一周の旅。前日に出発の予定だったが、準備が間に合わず、1日遅れての出発となった。直前までバイトに明け暮れていたため、準備という準備もできていなかったが。
これまで行ったツーリングでの最長記録は四国一周の時の4泊5日。今回はざっくり1ヶ月。絶対コケる。たぶん1回は捕まる。そして何度積み直しても不安定な荷物。無事ここに帰れるんだろうか。出発の日が近づくにつれて、中止してしまいたい気持ちとの戦いだった。
8時46分、母に見送られての出発。本当に、見えなくなるまで延々と手を振る母を見るとやりきれなかった。今にもUターンしてしまいそうになるのを抑えながら、楽しい旅を想像して走りだした。しばらくは走り慣れた道。ここから北海道まで行くのかと思うと変な感覚だなぁ、なんて思っているうちに大阪を抜け、名阪国道にのって、針テラスで最初の休憩をとった。
平日の朝だからだろうか、こんなにバイクのいない針テラスも珍しい。荷物満載のVTRが余計に不自然に見える。メッシュジャケットを脱ぎ捨て、コンビニで飲み物を買って戻ってくると、数台バイクが停まっていて、早速話しかけられた。荷物いっぱいとはいえ大阪ナンバー、旅慣れた感もゼロだったが、VTRというあまり注目されないバイクに乗っている身としては、こういう体験も新鮮で楽しかった。
最初に話しかけてくれたおじさん
おじさんに見送られて針テラスをあとにし、再び名阪国道で三重方面へ。
しかしここでいきなりのミス。名阪国道という無料の自動車道で亀山まで行くつもりが、うっかり伊勢道に入ってしまい、高速料金を取られるうえに、目的地と正反対に向かってしまった。最初のインターで降りて、マップルでルートを確認。すると、鈴鹿市に椿大神社という交通安全の神社が紹介されており、寄り道することにした。長旅ですからね。交通安全第一ということで。
途中で変な雲を見つけた。一部だけが虹色に輝いている。なんだったんだろこれ?
椿大神社。「車両祓所」という看板もあったため、クルマやバイクのお祓いなどしてもらえるみたいだったが、普通に参拝した。
立派な参道。木々に包まれているからなのか、真夏ながら少しひんやりとしていて気持ちが良い。
参拝を終えた。さて、ここからどうしようか。マップルを眺めて目的地探しも旅の醍醐味というものだが、ちょっと天候が怪しくなってきた。晴天だった空は徐々に雲の比率を増していき、今や完全に曇り。初日から雨に降られるのは嫌だな。。。まだ初日だし、今日はホテルにでも泊まるか!
ケータイで宿を検索し、岐阜市内のビジネスホテルを予約した。途中、関ヶ原など立ち寄りたいスポットもあったが、それ以上に雨に打たれたくなかったので、流れの良い国道をひた走り、明るいうちにチェックインした。
本日のお宿。まさか初日からビジネスホテル使うとは思っていなかったぜ・・・
岐阜駅。勝手に田舎のイメージしてたけど、駅の規模の大きさにビビった。大都会やんけ。
噴水を見下ろす金ぴか信長公
ホテルでお金使っちゃったので、晩飯は質素なお弁当(2割引)でした。
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