トリログ!

クルマとバイク、ときどき自転車

OM-Dのアートフィルターを試す

EM-1mk2を買ってからというもの、コロナコロナで不要不急の外出はためらわれる日々。物欲は満たされたが、それを発揮する機会がほとんどないという稀有な状況だ。せっかく高い金出して買ったのに、まともに撮影には行けないわ、オリンパスはカメラ事業を売却するわ、散々ですな。OM-Dを使い倒してあーだこーだ言った後に、めでたくα7シリーズをお迎えするという未来を描いていたのだが、どうも遠くなりそうだ。



てなわけで、OM-Dを持って東武動物公園へ行った。ド平日の朝っぱらということもあり、来園者もまばら…というより、全く見当たらない。マジで誰もいないんじゃねぇかと思うレベル。休日はそんなことないんですよね…?

東武動物公園という名前ではあるが、動物園だけでなく遊園地も併設されている。無論、今日は動物を見に来たわけだが、初めて来たので勝手が分からず遊園地側の駐車場に車を停めてしまったため、遊園地エリアを経由して動物園エリアと歩いていかなければならない。その遊園地エリアを歩いていると、古き良き(というほど昔は知らないが)遊園地の姿で、幼少の頃よく訪れたあやめ池遊園地(2004年閉園)を彷彿とさせた。そういえばあやめ池遊園地の運営元は近鉄グループだったな。この東武動物公園東武グループが運営しているようなので、成り立ちからして似ているのかも。


このレトロ感を写すには先日修理したPEN EESか、Canon FTあたりのフィルムカメラも持ってくるべきだったな、とも思ったが、OM-Dにもオリンパスご自慢のアートフィルターという機能があることを思い出した。最近FUJIFILMのフィルムシミュレーションという機能が面白そうだと思っていたけれど、OM-Dに搭載されたアートフィルターの中ではヴィンテージというモードがそれに近そうだ。試しにいくらか撮ってみる。


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E-M1MarkII 24mm(35mm換算) 1/320秒 F5.0 ISO200 アートフィルター:ヴィンテージ



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E-M1MarkII 24mm(35mm換算) 1/400秒 F7.1 ISO200 アートフィルター : ヴィンテージ



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E-M1MarkII 34mm(35mm換算) 1/400秒 F7.1 ISO200 アートフィルター:ヴィンテージ II



撮影していて思ったが、モードダイヤルを「ART」に設定すると、シャッター速度、絞りなどはオートになるんですな。これについて帰宅後調べると、モードダイヤルは「P/A/S/M」のいずれかにしておき、メニュー画面からアートフィルターを設定すれば、マニュアルで撮影できるらしい…って、なにそれ使いにくい。まぁ、全部カメラ任せでエモい写真が撮れると思うと、確かに素晴らしい機能だ。フィルターの種類も豊富だし。


フィルム時代に生きていないので、オリンパスのアートフィルターがどの程度「フィルムっぽい」のかは分からない。違いが分かる方は、FUJIFILMのような再現性の高いフィルムシミュレーションが良いのだろうけれど、そこまで求めない私にとっては、十分にフィルムライクな写真を楽しめた。おまけ程度に考えていた機能だったけど、意外とバカにできないね。