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クルマとバイク、ときどき自転車

【日本一周の記録】7日目 東北の地を踏む

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2013年8月11日(日)

霧降高原の朝。霧降というくらいだから、明け方は霧に包まれて幻想的な景色になるんだろうなぁ、とか思っていたが、普通に寝坊してしまったため、テントから出るとすっかり太陽が昇っていた。

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昨日は風呂に入れないままキャンプしたため、体中がベタベタ。一応制汗シートで身体を拭いていたが、さっさと風呂に入ってサッパリしたい。早急に撤収し、温泉を目指して走り出した。近くには日光東照宮華厳の滝という有名なスポットもあったが、風呂に入りたい一心でスルーした。勿体ない気もするが、人の多い観光地は苦手だ。こういう所は将来結婚して家庭を持った時に来ようと思っている。まぁ、この旅から7年経った今でも、家庭を持つ気配すらないんですが。


ここらあたりで温泉といえば、鬼怒川だろう。地名に疎い私でも知っている。しかし、動くのが遅かったためか、どこもクルマでいっぱい。日曜日ということもあるだろう。どこが良いかな…と走りながら考えているうちに鬼怒川温泉を抜けてしまった。その先にある川治温泉まで来たところで、道の駅の看板を見つけた。温泉が併設されているらしい。ここにするか。

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道の駅 湯西川

このあたりはツーリングスポットなのか、バイクが多く止まっていた。ここでも多数のバイク乗りに話しかけられる。過積載の大阪ナンバーだから目立つしね・・・。ジュース代、温泉代といって小銭をいただきました。みんな優しい。

温泉で汗を洗い流した後は日光街道を北上する。今日中に東北へ入るぞ。

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おにぎり(国道標識)が3つ並ぶ、通称だんごを発見。
4つ以上の標識って見たことないけど、どこかにあるのかな。


途中休憩で立ち寄ったコンビニで、いつの間にか福島県に入っていたことを知る。県境には標識があるはずだが…見落としたようだ。人生初の東北入りは、あっさりしたものだった。コンビニに立ち寄り休憩していいると、大荷物のアメリカンがやってきた。ホムセン箱の2段重ねという重装備ながら、ガッチリ固定されていて抜群の安定感。一方私のバイクときたら…自分のパッキング能力の低さに情けなくなる。よく見るとキャリアも塩ビパイプで自作されていて、フラットな荷台を実現していた。
北海道へ入る前には荷物の安定性を改善しなければ。

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なんとなく東北まで来たが、改めて地図を見るとかなり内陸側にいることが分かった。せっかくの日本一周なので、往路は太平洋側、復路は日本海側と、海岸沿いを走りたい。特に太平洋側に関しては、震災からの復興状況もこの目で見てみたい、という気持ちもあった。そこで、これまで走ってきた国道121号線に別れを告げ、国道289号線白河市方面へ進路を変更した。

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道の駅しもごうにて。このアイス、かなり美味しかった。


道の駅を出てすぐ、やたらと長いトンネルに入った。高速道路でもなかなか味わえない長さだったが、それもそのはず、こいつは甲子トンネルという東北最長の国道トンネルで、その全長は4345mもある。

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どこにでもありそうな入口のくせして、クッソ長かった。


「長いトンネルを抜けると、そこは…」ではないが、一気に景色が開けた。このあたりは白河高原というらしい。見渡す限り自然が広がる景色を前にして、東北に来たという実感がわき始めた。

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白河市街に入ると、久しぶりに暑さを感じ始めた。今日はホテルをおさえていたので、早めに宿にチェックインした。ホテルのフロントで対応してくれた方は年配の女性で、言葉のイントネーションが少し標準語とも異なっていた。東北までやって来たという実感がわきますな。

近くのおすすめのお店を教えてもらい、そこで晩飯を食べた…が、カメラをホテルに置いて出たのか、写真が残っていないので、どこで何を食べたのか、全く覚えていない。このレポート自体、記憶というより写真という記録を元に書いているので、写真が無いと、完全に抜け落ちてしまう。せっかくの体験だったのに、勿体ないことをしたなぁ。こういう振り返りは早めにやれ、ということ。



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