トリログ!

クルマとバイク、ときどき自転車

PEN-Fがひっそり廃番になってた

今年になって、オリンパスが売却したカメラ部門=OMデジタルソリューションズが正式にスタートしたらしい。久々にオリンパス(故)のサイトを見ると、PEN-Fが生産終了品に加えられていた。少し前まではディスコンながら現行機種としてラインナップに掲載されていたので、ワンチャン再販もあるのでは…と期待していたんだけど、やっぱりそうですよね。

f:id:tori-tori-tory:20210110212459p:plain
生産終了が明記されてました

ま、EM-1mk2が手元にある状態でPEN-Fを買い足してもあまり使わないことは目に見えるので、無駄な買い物をしなくて済んだという意味では再販が無くて良かったとも言える。


新会社として独立した後もオリンパスのサイトがそのまま残っているということは、当面の間、オリンパスの名前は継続するのかな。愛用しているカメラのブランドが無くなるのは寂しいので、ぜひとも残していただきたい。オリンパスのカメラ部門が独立して、今度どうなるんだろう。既存製品のフォローを粛々と行うだけなのか、独立したからには好き放題開発できるぜ!なのか、今後のスタンスが見逃せない。


しかし、フルサイズミラーレス機のローエンドの価格が20万円を下回り始めている昨今、マイクロフォーサーズに未来はあるんだろうか。いくらカメラ本体が小さく軽くなり価格が下がっても、レンズを含めたシステム全体の大きさや重量、そして価格ではマイクロフォーサーズにもメリットがあるのは間違いない。ただなんというか、メリットが地味なんだよなぁ(笑) マイクロフォーサーズ同盟だったパナソニックもちゃっかりフルサイズ機出してるし、どうも時代はフルサイズ!感が否めない。


なーんて思いはするけれど、EM-1mk2に不満はない。しっかり握りこめるグリップ、キーカスタマイズ機能による操作性、強力な手振れ補正、などなど、挙げればきりがない。あと性能には関係ない部分ではあるものの、質感の高さも気に入っている。プラスチッキーな部分がほとんど見られない、フラッグシップ機を扱っているという満足感。カメラなんて趣味の塊なので、こういった部分も重要だ。もっとも、この辺は初めて買った一眼レフであるEOS Kiss X50の影響が大きい。当時のEOS Kissのローエンドモデル、あれはまさにプラスチックの塊のようなカメラだった。はじめてのカメラだったため楽しかったが、使い心地の部分では…まぁ価格なりだったな。


オリンパスのカメラってOM-DにしろPENにしろ、デザインが好みなんですよね。カメラを選ぶ時、マイクロフォーサーズではパナソニックも当然視野には入っていたものの、どうもカメラやレンズの外観が受け入れられず、選択肢に入らなかった。PEN-Fが発売された時は非常に惹かれたが、高価でなかなか買う決断ができなかった。OM-D系統はもうEM-1 mk2で大満足しているので、PEN系統でまたシビれるようなカメラを出してほしい。PEN-FⅡ的な。