トリログ!

クルマとバイク、ときどき自転車

ついにフルサイズ!EOS Rp購入

カメラを趣味として認識するようになったのはいつ頃だろうか。記憶が正しければ、大学1回生の頃にニコンCOOLPIX S6000というコンデジを買ったのが入り口だった気がする。まだスマホが出たばかりの頃で、カメラもおまけ程度の機能でしかなく、まともに写真を撮るにはコンデジが必要だった。当時からブログをやっていたため写真は撮っていたが、あくまで記録であり特に趣味性を感じるものではなかった。しかしバイクを購入し、ツーリング先で写真を撮っていくにつれていい写真を撮りたいと思うようになり、一眼レフを求めるように。とはいえ当時は金欠の大学生。バイト代はほとんどバイクに消えていくため、一眼レフの購入に踏み切れたのは大学4回生の春。当時のキヤノン一眼レフのローエンドモデル EOS Kiss X50の標準レンズセットがアマゾンのセールで29800円で売られており、即購入となった。


EOS Kiss X50 + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
キヤノン一眼レフの中で赤いボディだったのは後にも先にもこの機種だけだったのでは

キヤノンでスタートしたカメラライフ。しかし時代は徐々にミラーレスが台頭しはじめており、また社会人になって多少の金銭的な余裕もできたことから、オリンパスのOM-Dシリーズに乗り換え、そこからマイクロフォーサーズを使い続け現在に至るわけですな。振り返ればAPS-Cは3年、マイクロフォーサーズは8年使い続けたわけだが、マイクロフォーサーズはホントに幅広い焦点距離をコンパクトに持ち歩けるため、十分満足している。フルサイズセンサーはカメラ趣味の人間にとって憧れであり興味がないわけでは無かったが、カメラ本体だけでも20万を軽く超えるお値段。正直手の届く値段ではなく、マイクロフォーサーズと共に生きる決意をしていた。

しかしEOS Rpというフルサイズ機とは思えない価格帯のカメラが登場したことで、無理すれば手が届く価格帯にフルサイズ機が降りてきてしまった。もしかしたら他メーカーも追随して低価格機を出すかも…と数年ステイしたが、結局そんなカメラは出てこなかった。それどころかEOS Rpの後継機種のEOS R8も20万を超える価格になったことがある意味決め手となった。レンズ込みで10万円台でフルサイズ機が買えてしまう、EOS Rpというカメラは、キヤノンがRFマウントを普及させるために赤字覚悟で発売したのだろう。このカメラを逃してしまったら、今後この価格帯で買えるフルサイズ機は出ないのでは…と感じ、新品で買えるうちに買っておこう、ということでめでたく購入となった。本当はマップカメラで買いたかったが、マップカメラにもキタムラにも在庫がなく、納期未定とのことだったため、少し高かったがポイントの付くヨドバシで購入した。


開封したばかりのEOS RpとOM-D。サイズ感がほぼ同じ…!

EOS Kiss X50以来のキヤノン機である。性能は比べるべくもないが、メニューやダイヤルなどにEOS Kissの面影があり、あぁキヤノン機だなぁ…としみじみ。まだ開封したばかりでまともに使えていないが、エントリーグレードといえどキヤノンのフルサイズなわけで、機材としては間違いないのである。カメラを初めて十数年、ついにここまで来てしまった。もう機材のせいにはできないなぁ。OM-Dと変わらない大きさなので、気軽に持ち出して写真を撮っていきたい。