トリログ!

クルマとバイク、ときどき自転車

お酒をよく飲んだ1年でした。

なんやかんやで大晦日。結局、今年はコロナという魔物に世界が蹂躙された1年だった。昨年の12月時点だと既にコロナの話題が挙がっていたような気もするが、1年前の自分に、街ではほぼ全員がマスク姿、毎日感染者数がニュースで流れるような日常が来ると言っても信じなかっただろうな。来年の今頃には終息していると願いたい。

コロナは別にして今年を振り返ると、個人的にはやはり引越が大きかったな。4年ほど住んだ関東を離れ、大阪に戻ってきた。とはいえ、基本家に引きこもっている毎日なので、引越前後の生活はあまり変わっていなかったりする。引越を除くと、大きなイベントもなく1年がぬるっと過ぎ去っていった。

一応流行りに乗るつもりで、オンライン飲み会も何度かやったが・・・そこそこ楽しいんだけど、またやろうか!というほどはハマらず、家で1人で飲むことが多くなった。最近は主にウイスキーを飲んでいるんだけど、そうなった原因は「ブラックニッカ ディープブレンド」というお手頃な値段のくせしてバチクソに美味いウイスキーに出会ってしまったこと。ウィスキーが好きでまだ飲んだことのない人はマジで1回飲んでみてほしい。


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お値段は1200円くらい。同価格帯でよく見かけるのは角瓶やジャックダニエル、カナディアンクラブあたりかな。この辺のウィスキーって基本的にクセが少なくて飲みやすいものが多いと思うんだけど、ディープブレンドは逆にとてもスモーキーでクセのある味(詳しくないので正しい表現なのか分からないが)。このクセは好みが分かれそうだけど、私はドはまりしてしまった。ハイボールにしてもこのスモーキーな味わいは感じられるが、より深く味わいたいので、ロックで飲むことが多い。

他のウィスキーにも挑戦したいところだが、ディープブレンドがあまりにドンピシャで尚且つ安いため、これを買い続けている。ディープブレンドのような方向性のウィスキーをもっと知りたいんだけど、やっぱりバーとかに行かないとダメかな。バー、なかなか入る勇気が出ないんだよなぁ。誰か一緒に行ってほしい。


で、もひとつ常備しているウィスキーがこちら
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お値段は700円くらい。安いウィスキーといえばこれかトリスの二択だろう。これ以下の価格帯のウィスキー(某PB商品とか)になると、アルコール臭ぷんぷんの液体にウィスキーっぽい色と香りを付けました、みたいなシロモノが出てきやがる(個人の感想)。そう考えるとコスパの高いウィスキーだ。味は…なんだろうね、特徴があまり思い浮かばない。ストレートで飲むと多少アルコールのキツさは感じるけど、ハイボールだと気にならない。味わって飲むタイプのウィスキーではない印象。

どうせ酒がある程度回ってくると、味覚もあやふやになる。なので最初の数杯はディープブレンドをしっかり味わって、後はこいつをハイボールにして適当に飲む。これがこの1年でたどり着いた最も効率の良い飲み方だ。底辺酒と名高いストロングゼロをキメるのとたいして値段も変わらないのに、良い酒を飲んでいるという満足感が高い。


来年こそは、気軽にバーを訪れることができる日常に戻ってほしい。
そしてもっといろんなウィスキーを楽しんでみたい。

さよならトリッカー

※別れの悲しさのままに書いてます。女々しい文が続きますのでご了承ください。



まさかこんな日が来るなんて思いもしなかった。
トリッカー、僕にとっては非の打ち所がないほどよくできたバイクであり、気に入っていた。


別れに決定的な理由があれば、どれだけ楽だっただろう。
大型に乗り換える、なんていう前向きな理由、いや、今となっては事故で廃車でも良い。自分の意志で別れを選んだとはいえ、まだまだ手元に置いておけるバイクを手放すのがこんなに悲しいとは。


この1年、大きく体調を崩したこともあって、トリッカーに乗る機会もかなり少なくなっていた。それでもトリッカーを手放せなかったのは、これといった趣味も無く真っ白だった自分に、色を与えてくれたのがバイクだからだと思う。それ以前の自分はどんな人間だったのか、もう今では思い出せないほど、バイクは人生を豊かにしてくれた。バイクと出会ったことで、ようやく僕は自分という人間を表せるようになったと思っている。



ただ、それほどの存在だったがゆえに、乗る機会が減ってゆくにつれて、自分という人間の色が薄まってしまうような想いもあった。それに抗うように、今年は大型二輪の免許も取った。トリッカーに対しても、エアクリーナーやプラグ、バッテリーにチェーンも交換した。まだまだ乗ってやるぞと言わんばかりに。埼玉から大阪に引越した時も、わざわざお金をかけて運んできた。


しかし手をかければかけるほど、ほとんど乗っていないという現実が襲い掛かってくる。もしかすると体調のせいではなく、バイクへの情熱までもが失われてしまったのかもしれない。それを認めたくないがゆえに苦しむ。気が付くと、楽しかったはずのバイクに縛り付けられていた。強いて言うとすれば、これがトリッカーを手放すことにした理由。



手放すことに決めた時点で、トリッカーには1ヶ月くらい乗っていなかったが、1度でも乗ってしまうともう手放せなくなってしまう。だから乗らなかった。気持ちが揺れてしまわないように、手放すまでSNSにも書かなかった。


ネットで査定依頼をして、業者が何社か来て、買い取られていくまで、あっという間だった。
ずいぶん長く乗っていなかったのに、査定の時はセル1発でエンジンがかかってくれた。久しぶりに聞いたエンジン音。おまえ、普段はエンジンのかかり悪かったのになぁ。ちょっと泣きそうだった。

僕のトリッカーが業者のトラックに載せられて、走り去ってゆく。
今はもう写真しか手元に残っていない。

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さよならいわずに 笑ってみるわ
あなたの旅立ちだもの 泣いたりしない

私は泣かない だってあなたの
あなたの思い出だけは 消えたりしない

Tiagra CS-4600 スプロケットのギア比変更

ラレー号のスプロケットはティアグラの12-28Tが装着されている。
ティアグラのスプロケット(CS-4600)の組み合わせは下の3つ。

セット ギアの組み合わせ
11-25T 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25
12-28T 12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
12-30T 12-13-14-15-17-19-21-24-27-30

これを見ると、今装着されているものはちょうど中間のものらしい。もうちょいワイド寄りのギアにすれば、登りが楽になりそうだ。しかし28Tから30Tとは微妙だな。32Tとか34Tとか、もっと大きいギアは選べないのかな?

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うーん、無理っぽい。ショートケージ(SS)タイプでは、最大ギアは30Tまでみたい。

じゃあCS-4600の12-30Tを買って交換しようと思ったが、ネットショップでは在庫がなく、生産終了したっぽい。何か方法が無いか探っていると、スプロケットの一部なら購入できることが分かった。


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ティアグラのパーツリスト。
10速のうちロー側の7速はセットになっているので、この部品を購入すればトップ側の3枚を流用して12-30Tに変更できる。

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というわけで購入。品番・品名は「Y1YF98030 スプロケットユニット」2,846円でした。

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それまで付いていた12-28Tのスプロケットを取り外す。汚ねぇ・・・。

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28Tと30Tのユニット比較。たった2丁分の違いだけど、結構大きくなるんだね。

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同じCS-4600系なので、互換性の問題もなくスムーズに取付完了。
ギア比が変わったのでチェーンも交換。アルテグラのチェーン(CN-6701)にしました。


今回の交換では、ロー側の3枚の歯数が変わった。

12-28T 12-13-14-15-17-19-21-23-25-28
12-30T 12-13-14-15-17-19-21-24-27-30

いずれもわずかな変化なので、普通に走る分には実感できるかどうか分かんないけど、激坂で「もう無理回せない…っ!降りる!!」ってシーンを多少は回避できることを期待したい。体力作れって話なんですけどね…。