トリログ!

クルマとバイク、ときどき自転車

これまでのバイク遍歴

バイク人生のスタートは10年前から始まる。当時、排ガス規制により多くのキャブ車が生産終了となり、壊滅的なラインナップの中、Ninja250RとVTRが華々しくデビューしていた頃だったと思う。大学生になりバイトは始めていたものの、免許費用をまかなうのに精一杯で新車購入なんて夢のまた夢。自然な流れで中古車を探すに至った。

 

近所の赤男爵へ自転車で向かい、バイクを眺める日々。本命はVTR250(キャブ車)だったが、ホーネット250やジェイド、ゼルビスなども候補に入っていた。別にホンダ党というわけではなかったが、金の無い学生時代、少しでも壊れないバイクをと思って探すと自ずとホンダ車が候補に入ってくる。そうしてVTエンジンは絶対に壊れない、スズキ乗りは変態、などというネット上のインプレにしっかり影響を受けつつ、無事VTRを購入することとなった。 

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納車したての頃、赤男爵からもらったタダ券で行ったカイザーベルクびわ

金が無いことを理由にたいしたメンテナンスもできていなかったが、VTエンジンは壊れないというのは本当らしく10年経っても大きな故障はない。3年ほど前に弟に譲ってから、さらにガバメンテになってしまったようだが、ホンダのVTエンジンは快調に走ってくれている。いつか弟が乗らなくなる日が来たら、また所有したいと思えるバイクだ。  

VTRの購入から1年が経ち、マフラー交換でもしようかなどと考えていた矢先、親が通勤用にカブを購入することとなり、「だったら2台まとめて買ったほうが安くなるんじゃね?」と金も無いのに新車のスーパーカブ110を購入。学生の分際で2台持ちという暴挙に出たため、相当お金に困った記憶がある。JA07型の本機は4速ロータリーミッションとフューエルインジェクションという新世代のスーパーカブだったが、ポリバケツのような外観とギア抜けの持病から、発売当初は散々叩かれた。自分のカブ号にも例に漏れずギア抜けの症状があるものの、それらを改善させた後継JA10型では中国生産となり丸目ではなくなったことから、「最後の国産カブ」「丸目110」などと持てはやされ、世間の掌返しを一新に浴びることとなった。その後、再び丸目国産のJA44型が発売されてからは、ついに見向きもされなくなった可哀想なモデルである。

 通学やバイト通勤、酷道チャレンジにキャンプツーリングなど、幅広く活躍したが、最近は倉庫の肥やしになってしまっている。JA10が現行だった時に売っておくべきだったかな、、、と思わなくもないが、原付二種で維持費もほとんどかからないので、一生乗れるバイクとして手元に置いておくつもり。

 

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一時期マジで通学路に使っていた暗峠。アホだね。

それから4年くらい経ち、なんとか就職にも成功し、社会にもぐりこむ。そしてボーナスが入って高揚の最中にあった私は、友人と冷やかしで入ったYSPに置いてあったトリッカーに一目惚れ。翌日にはハンコ持って契約するという暴挙に出る。しかもVTRもカブも下取りに出すことなく、単純な増車。何考えてたんだろうね、当時の自分。何も考えてなかったんだろうな。

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 転勤で関東に引っ越した時も、カブではなくトリッカーを持ってきた

 

バイク遍歴、というほどの台数は乗っていないけど、2020年3月現在ではこんなところです。