空振りの群馬ツーリング

ツーリングのきっかけは思いがけない出来事で、ワークマンに立ち寄った際に見つけたライディングパンツだった。

夏用のメッシュパンツ、前から欲しかったんだけど、結構お高いこともあり、メッシュパンツ買ってまで真夏に乗るか…？という葛藤があった。バイク乗りの間で神コスパと謳われるコミネでさえ１万円越えである。

www.komine.acたぶんコミネで一番安いメッシュパンツ。それでも11,500円。

workman.jpそんな中で見つけたこのメッシュパンツ、お値段なんと3900円(しかも税込)。
もう訳分からんくらい安い。コミネ信者やめるわ。もちろん購入。

膝のプロテクターこそ薄いスポンジのような頼りないものだったが、プロテクターを入れるポケットには十分な大きさがあり、余ってるタイチのプロテクターを代わりに入れることで解決。しっかし、バイクに乗り始めた頃はタイチのウェアを着ていたのに、いつしかコミネを知り、そしてワークマンに至った。金の無かった学生の頃よりも収入はあるはずなんだけど、バイク装備への投資は反比例する一方です。

メッシュパンツを購入した週末、さっそくメッシュの快適性を堪能するために走りに出かけた。目的地は群馬と長野の県境にあたる毛無峠。「未開の地・グンマー」としてネタにされまくったことで有名な場所だ。過去に１度行ったことがあるが、ほぼ長野県ということで、埼玉からでもまぁまぁ距離がある。今回はクッカーを持参して現地でラーメンを食べるつもりなので、昼頃には到着するべく、朝６時前に出発。

関越道は大した渋滞もなく、スムーズに距離を稼げた。トリッカーには苦手な高速走行だが、80-90km/hくらいの速度で淡々と左車線を走るのが結果的に一番楽だ。無理にスピードを出しても…というか、そもそも速度が出ないバイクなので、フラストレーションも溜まらない。トリッカーは免許にも優しいバイクなのだ。

高速走行でのメッシュパンツの威力はすさまじく、まるで下半身になにも履いていないかのよう(目を閉じれば露出おじさんの気持ちになれる…？)。とはいえ気温は30℃超。涼しいという感覚はなく、ぬるい風が通り抜けるだけで、快適とは言えないが耐えられる程度。６月の現状でこれ、真夏は考えたくないなぁ…。

そんなことを考えながら、渋川伊香保ICで関越道を降りた。国道沿いに走っていくのが最短？と思われるが、気温もだいぶ上がってきたので、涼しさを求めて榛名山を経由することにした。

榛名山。ここもイニシャルDで有名な場所ですな。この日も白黒のトレノがいい音を出しながら走っていた。

途中道の駅での休憩をはさみつつ、志賀草津道路へ入り、標高を稼いでいく。この道路には火山地帯のため、硫黄の臭いがキツいポイントがある。バイクだとモロくらうので、息を止めてさっさと通り抜けた。

硫黄が露出する激クサポイント。やはりガスの危険があるのか、駐停車禁止になっていた。

目的地の毛無峠へは、志賀草津道路を途中で分岐して、万座温泉方面に向かう必要がある。しかしさっきから通行規制の看板が多く出ている。それもオープンカーやバイクを規制する、といった内容。う～ん、これは、、、毛無峠に行けないのでは、、、？

ダメでした。どうやらこのあたりの火山活動が活発化しているらしく、噴火の危険性があるらしい。知らんかった。噴火は怖すぎるので毛無峠は諦めて、景色の良いところでラーメンを食べることにした。

普段ほとんど食べないのに、外で食べるときは何故か選んでしまう、日清カップヌードル。100均で購入したパウチ式のウォーターバックをテスト的に使用したが、水漏れも無し。これはキャンプで活躍しそうだな。

Goproで撮影。Goproの画角はフルサイズ換算で16mm。
今、所有しているレンズで最も広角なものは、ボディキャップレンズの9mm(フルサイズ換算18mm)。広角側のスナップならOM-Dで撮るよりもGoproの方がワイドに撮れてしまう。それに、ボディキャップレンズは本格的なレンズではないため、画質もおそらくGoproの方が綺麗だろう。いかに軽量コンパクトなマイクロフォーサーズといえど、ツーリングに何本もレンズを持って行って現地で付け替えるのは面倒だ。ツーリングでは、広角側の撮影はGoproに任せよう。

今回のツーリングの帰り道、レクサス LFAを見た。確か世界で500台限定のスーパーカーでしたよね。ちょっと得した気分。それにしても、LFAが既に10年も前の車となっていることに、時の流れの早さを感じます…CR-Zも発売から10年経っちゃったしね…。そりゃ30歳も目前になるはずだわ。