トリログ!

クルマとバイク、ときどき自転車

フルサイズの誘惑

ここ数ヶ月、カメラ熱が上昇している。仕事かばんにOM-Dを忍ばせて、退勤の際に数駅歩きながらスナップを撮る、みたいなことをしてみたり。週末にカメラ友達と撮影に行ってみたり。しかし、人と撮影にいく機会が増えればそれだけ人のカメラと撮影した写真を見ることになる。自分のような素人レベルでは、機材の差<<<<センスだとは分かり切ってはいるものの、やはりフルサイズ機から生まれる写真は素晴らしく思えてならない。特に最近、周囲の急激なソニーα7シリーズへの乗り換えが目立ったため、なおさらフルサイズセンサーへの想いが強くなっている。

もう少し安ければ、悩むなら買えの精神で購入しているところだが、現在使っている故オリンパス(現OMsystem)のラインナップにはマイクロフォーサーズしかないため、フルサイズへの移行=必然的にマウント乗り換えとなってしまう。そうなればカメラ本体の価格に限らずレンズも新調することになり、あまり気軽に乗り換えられる金額ではない。誰か2兆円くらいくれませんかね。

そんなわけで、最近は週末になれば電気屋へ赴き、カメラを触っている。東京で仕事をしていた頃はヨドバシへのアクセスが容易だったが、大阪では梅田まで行かねばならないので、主に千日前のビックカメラにお世話になっている。まったく難波にもヨドバシを用意してもらいたいところだ。


ソニーキヤノンニコンパナソニックなど、フルサイズセンサーを搭載したカメラは各社あるものの、現在は王者ソニーを猛追するキヤノン、という状況。つまりソニーキヤノンを買っとけばOKという非常にシンプルな市場ではあるが、電気屋で触った感触では、ソニーはなんとなく合わない。ボタンの配置なのか、メニュー表示なのか、ボディ形状なのか、はたまた周りが使ってるからという天邪鬼精神からなのか分からないが、あまり購買意欲が湧かない。一方のキヤノンは、昔EOS Kissを使っていたこともあってか、ある程度はしっくりくる。そしてなによりEOS Rpの安さ。10万円でフルサイズが買えるってどういうことよ。ただ、電気屋で触れば触るほど、あれ…これOM-Dの方が良いよな…とか、そんなに変わらねぇな…みたいなところが見えてくるので悩みどころ。

最も気になったところは、EVFの仕上がり。EOS RやR6、はたまたR5にもなれば、それはもうびっくりするほど綺麗なEVFかつ大きく見えるわけで、エントリー機だからこその仕上がりなのだとは思うが、正直大きさも綺麗さもOM-Dとそれほど変わらない気がしている。せっかくのフルサイズ、もちろん綺麗な写真は撮れるだろうけれど、せっかく高い金出して買うカメラなわけだから、撮影するときには綺麗なEVFでテンション上げたいじゃないですか。あとはレバーでファンクションを切り替えられたり、シャッタースピードが1/8000secまで対応していたりと、やっぱEM-1 mark2はフラッグシップ機なんだなぁと思わせてくれる部分が随所に現れており、乗り換えを決意しきれずにいる。


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OM-Dで撮影すると、本当に手に馴染んでいるというか、撮りやすいんだよなぁ。
仮にOM-Dを手元に置いたままEOS Rpを導入しても、結局OM-Dばっかりを持ち出してしまうような気がする。

EOS Rp mark2的なカメラに望みを繋げるか、否か。
なんにせよ、物欲と現実の狭間で悩んでいるこの瞬間が楽しい。